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うつ病患者急増の要因、SSRIとは今、うつ症状で精神科、心療内科に行くとSSRIを処方されることが多く、うつ病にはSSRIと定番になった感もあります。
SSRIとは選択的セロトニン再取り込み阻害薬といわれる抗うつ薬の一群です。
日本では、ジェイゾロフト(ファイザー製薬)、パキシル(グラクソ・スミスクライン)、デプロメール〔ルボックス〕(明治製薬・アステラス製薬)が流通しています。
SSRIは元々従来のTCA(三環系抗うつ薬)をひな形としてアメリカで開発されたものです。
日本で認可されたのが1999年、それから医師はこのSSRIを「安全性が高い」「副作用が少ない」「早く効く」という触れ込みで多く処方しています。
しかし、このSSRIの効果は触れ込みで効くように思われていますが、実際には従来のTCAとほとんど変わらないと唱える医師もいます。
カナダ政府のレポート「SSRIs differ from tricyclic antidepressants in adverse events」には「SSRIの効果はTCAと変わらない。」と書かれています。
ところが、効き目が変わらないにも関わらず、副作用については重大な副作用をもたらす上に、急に服用量を減らそうとすると退薬症候群(リバウンド)が生じるために、なかなか減らそうにも減らせられないという、患者にとっては不都合な、製薬会社にとっては好都合な症状が発生するケースが非常に多いのです。
このSSRIの副作用の内、最も重大なものが自殺衝動をもたらすというものです。
アメリカ当局は2004年にSSRIが自殺関連事象を増やす可能性を警告しました。
(その後、それはすべての抗うつ薬まで対象が拡大されています。)
![]() さらにこのSSRIの薬価はTCA(三環系抗うつ薬)と比べ2~10倍高いのです。 SSRIが発売される前までは抗うつ薬市場は製薬会社にとって魅力的な市場ではありませんでしたが、薬価の高いSSRIが開発されると一転し魅力的な市場に見えるようになりました。
うつ病は罹患率の高い病気で、先進国では10人に1人がかかる上に、一度かかると長期化することも多く、良くなってはまた発症するという再発を繰り返すことが多いのが特徴です。
こうした特長を持つ抗うつ薬市場は製薬会社にとって垂涎の市場に思えるのもうなずけます。
そのため、製薬会社はSSRIを流通させるために多額の資金を投じ一大キャンペーンをはりました。
そのキャンペーンの内容は大きく2つあり、「うつ病になったら病院に行こう」といううつが病であるという自覚を促すもの、もう1つは「うつ病は抗うつ薬を飲めば治る」という抗うつ薬を使ってもらうという内容です。
こうした1999年からキャンペーン(洗脳?)をテレビなどのマスメディア、インターネット、学会活動、講演会を通じて大々的に行いました。
テレビや電車内の広告で「うつは薬で治る病気です」と盛んに喧伝されていたのを覚えています。
今は「脱毛は薬で治る」「脱毛は医師に相談しよう」とキャンペーンがはられています。
爆笑問題を使っているCMも良くみかけるので心当たりのある人も多いのではないでしょうか。
その結果、1996年は44万人だった気分障害の患者数が2008年には104万人になっています。(厚生労働省の「患者調査」による)
これは約10年間で2.4倍という驚異的な伸び率です。
SSRIのキャンペーンに合わせてうつ病の患者数が急増する現象は日本だけではなく、アメリカ・イギリス・フランス・カナダ・ドイツ・イタリア・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランド・アイスランド・オーストラリアなど先進国各国で共通して見られます。
このように製薬会社のキャンペーンによって、気分の落ち込みを体験しそれをうつ病であると認識する人が増えたというのもうつ病患者が急増した一面の真実ではあります。つまり、うつ病患者が増えた原因は製薬会社のマーケティングによる影響が非常に大きいという事です。
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